泉佐野・さの町場にまちづくりチームが発足
今年、2020年2月に泉佐野の旧市街「さの町場」を活性化させるまちづくりのチームが発足しました。名称は「さの町場家守舎まちばの芽」です。
きっかけは僕の勤める泉佐野市の公民連携まちづくり企業 バリュー・リノベーションズ・さの が泉佐野市と共催で実施したまちづくりワークショップの参加者から有志が集い、結成されました。
活動の目的は、僕たちが拠点とする築200年以上の町屋『くらふとや』をリノベーションして再生させ、周囲に波及させながらさの町場のエリアを活性化させることです。
まちと自分がつながるコミュニティ
まちづくりと聞くと、地域愛を持つ人たちのボランティア活動と思われがちですが、「まちばの芽」は違います。
今はリノベーション活動など、内々で動いていますが、これからここでコンテンツ(サービス、商品などの提供)を創り出し、しっかり収益を上げることでその利益をまちに再投資し、まちづくり、活性化のサイクルを回し続けられることを目指しています。
さらに、関わるメンバーも単なる”お手伝い”というわけではありません。まちづくりの取組の中で、自分のやりたいこと、得意なことを活かして自己実現・自己表現ができるコミュニティとなるようにそうした機会創出を図っています。
例えば語学が堪能なメンバーはくらふとやで訪日外国人を受け入れる場を作ってスキルを活かしたり。
「複業」という働き方も注目される昨今、本業だけでなく、2つ目の仕事、仕事以外の活動に自分を生かす場所を求め、2枚目、3枚目の名刺を持つことが人生を豊かにすると僕は考えています。
まちばの芽のメンバーは自営業者、建築家、サラリーマン、兼業農家などバックグラウンドもさまざまです。泉佐野市に住むメンバーだけでもありません。
もちろん、みんな泉佐野に何かしらの縁を持ち、まちへの想いがありますが、その中でそれぞれの「こんなことをやりたい!」という気持ちが、形になり、その小さな点がまちとつながって線となり、やがて面になる。
その時、さの町場、そして泉佐野が盛り上がり活性化する。それが僕たちのまちづくりの形だと思っています。
さの町場は今年6月に日本遺産に追加登録され、新しいお店もエリアにオープンするなど、少しずつ追い風が吹いてきています。これからぜひ私たちのまちづくり活動に注目、応援いただければ幸いです!
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